よくある症例
 小児アトピー性皮膚炎   アレルギー 
   おむつかぶれ   あせも (汗疹) 
   とびひ (伝染性膿痂疹)   水イボ (伝染性軟属腫) 
   ウィルス性イボ   水ぼうそう 
  手足口病   りんご病   にきび  など


小児アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、原因が特定できない体質性湿疹を「アトピー」と名付けられたことで知られています。主に皮膚のバリア機能が低下した状態で、様々な刺激・物質が皮膚から侵入し、アレルギー反応が起こりやすくなり、痒みを伴う湿疹が生じている状態で、良くなったり悪くなったりを繰り返ししまうのも特徴です。

「先天的な体質」「アルレギー物質(埃・ダニ・ペットなどのハウスダスト)」等などの関与が言われていますが、明確な原因追及は残念ながら困難であるとされています。

近年、アトピー性皮膚炎の治療法・薬は進歩しその選択肢は広がっています。状態によっては効果の高い注射薬も使用も使用します。皮膚の状態をみて、薬の効果を見ながら種類を変えていく事が、医師側に求められる技術でもあります。


おむつかぶれ・あせも(汗疹)
「おむつかぶれ」は便・尿の刺激による皮膚炎です。おむつをする新生児・乳幼児・高齢者によく見られます。治療は主にステロイド・抗生物質の軟膏等を使用しますが、時々、カンジダ等のカビが発生することがあり、単発的に真菌剤も使います。タイミング良く症状に合わせて薬を切り替えていきます。

「あせも(汗疹)」は、汗の出口が詰まり、汗が中にたまって起こる症状です。乳幼児の場合、おむつまわりや関節、背中にも多くみられます。

ベビーオイル・ベビーパウダーや、ワセリンの処方などで、かえって状態を悪くしてしまうケースも多いようです。「おや?」と思ったら早めにご相談ください。

高齢者向けには、20年以上老人ホームで往診治療しており、十分な治療経験を持っていると確信しております。


とびひ(伝染性膿痂疹)
「とびひ」は伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)と呼ばれ、かぶれ・あせも・虫さされなどで生じた小さな炎症や傷口に発症しやすい、細菌感染症です。

感染すると「水ぶくれ(水疱)」や「びらん、かさぶた(痂皮)」の症状が出て、強い痒みがともなうことが多く、掻き壊すと細菌が広がり、症状が飛び火するように、皮膚のあちこちに拡大し、強いかゆみによるストレスで、お子さんが苦しんでしまうのも特徴です。

とびひの診断は難しくはありませんが、誤った治療で悪化するケースも多くみてきました。

感染症ですので、素肌に直接触れたり、寝具やタオルを介して、日常生活で、兄弟姉妹間や大人など、周囲の人にも感染させてしまう事があります。

かき壊しにより、ただれしまっている場合は、飲み薬は必須ですが、初期症状で軽症であれば塗り薬での対応も可能ですので、早期に受診ください。


イボ(伝染性軟属腫)・ウィルス性イボ
水ぼうそう
「水イボ」には、伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)とヒトパピローマウイルスによるものがあり、原因となるウイルスが異なりますが、主にウイルスが皮膚に感染することで生じます。このウイルスは健康な皮膚には感染できないといわており、肌荒れ、ひっかき傷、皮膚炎、湿疹などの皮膚のバリア機能が低下した部位から感染するケースがあります。

「水イボ」は感染症です。小児にみられる事が多く、プールなどで、ビート板・タオルを介して感染したり、保育・幼稚園や小学校など、接触の多い場面で広がります。「自然に治るから」と、プール教室等で児童に水イボが拡がっているにもかかわらず、放置されるケースもあるようです。

初期であれば、ピンセットで切除する事が可能ですが、かき壊してしまい、全身に広がってしまうと治療が困難になります。早い段階でご相談ください。


手足口病・りんご病
「手足口病」は、夏場に流行する事が多い感染症で、感染してから3〜5日後に、口の中や手足などに水疱性の発疹が出るのが特徴です。発熱を伴うこともあります。1週間程度でおさまる事が多いです。複数の水疱(発しん)がみられますが、痒みがともなう事は少ないです。

「りんご病」は、伝染性紅斑ともよばれるウィルス性の感染症です。両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ病」と呼ばれます。基本的には軽い症状の病気で特別な治療法はなく、お子さんの経過観察をします。

 気をつける点は、大人も感染する病気で、激しい関節痛を訴えたり、特に妊娠中(初期)の女性への感染は、胎児への影響や合併症がおこるリスクがあるとされており、注意が必要です。


にきび
ニキビを自分でつぶしたり、市販の薬で自己流の治療をしないで早めに皮膚科に受診してください。

炎症を起こす前の毛穴に皮脂が詰まった状態である白ニキビ・黒ニキビと言われる初期の段階から治療すればニキビ跡になることもなくきれいな皮膚を保つことができます。

この段階では、外用薬・生活指導・面皰圧出等を状況に応じて選択します。面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)はニキビに注射針で小さな穴をあけ、詰まった皮脂や細菌を取り出します。

手間がかかり若干痛いこともありますが、ニキビ跡を残さない確実な治療法です。炎症を起こし赤くなった赤ニキビや、細菌感染し膿を持った黄ニキビでは抗生物質を使います。経過によっては漢方も併用することもあります。良くなってからも、再発予防のため暫くは外用薬は塗っていくことをお勧めします


子ども・乳幼児の皮膚疾患は、
医師でも症例判断が難しいケースも多いです。
なかなか改善がみれないケースなど、
お困りの場合は一度ご相談ください。


   


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